人事を尽くして天命を待つ〜後半

  • 2018.02.12 Monday
  • 23:46

JUGEMテーマ:剣道


 前回、前振りだけで剣道の審査について全然書けないままダラダラ長くなってしまいました。

 剣道の段審査は基本、5月、8月、11月、2月の年4回です。
 1級を取ってから半年を経過しないと初段は取れず、初段を取ってから1年経過しなければ二段は取れません。
 中学生の場合、これに年齢制限が入り、「1級を取ってから半年を経過した、13歳の誕生日を迎えた者」という、3月生まれの三男を泣かせた訳の分からんルールがあります。
 4月生まれの子は前年の11月審査で1級を取っていれば、5月に初段の審査を受けられる訳ですが、3月生まれの子は前年の5月に1級を取っていても二年を経過しないと初段を受ける事も出来ないのです。
 正直言って、段位を取ると内申に影響がある現状で、非常に不公平なルールだと思います。
 この辺、学年制限に変更出来ないのか、公平さを求めたいなぁと思います。

 あと、学科の問題ですが、年度ごとに問題が変更されます。
 年度初めに奈良県剣道連盟所属の各団体や上位有段者個人に配布される「事業要項綴」に「○○年度 学科試験問題」と記載されてあって、知識・理論2問、実技2問、剣道形・試合2問の問題が提示され、各ジャンルからそれぞれ1問ずつ合計3問、出題されます。

 さて、学習障害の診断書を何とか取ったわけですが、それがクリスマスで、11月の段審査は終っていました。
 2月の審査を逃すと、学科の問題をまた一から憶え直さなければいけません。

テキスト 私は5月の審査用に、総ルビ、20pt、イラスト付きのテキストを作っていて、年度の初め頃からトイレに貼って、眺めて憶えられるようにしていました。しかし、四男は口頭で聞けば答えられたものの、筆記になるとまるでダメだったのです。
 年度が変われば問題が変わるので、何とか本年度中に再審査を受けなくてはいけない!また憶え直すのは本人にも大変だし、テキストを作る私も正直言って、ちょっとしんどい。

模試 私はテキストを改造して模擬試験を作り、語句の意味を説明しながらテキストを読み、その後、模擬試験を解いてみるという形で勉強させました。

 これで100点とは言えないまでも、80点程度は正解するようになり、合格ラインの60点はいけそうでした。



 同時に、剣道連盟に電話して、学習障害の配慮をお願いしました。

 ・漢字の読み書きに困難があるので、総ルビの問題用紙にして欲しい。
 ・長文を読むのも苦手なので、文字は大きめ、出来れば行間も広めにして欲しい。
 ・ひらかなでの記入を許可して欲しい。
 ・出来たら問題を読み上げて欲しい。

 事務の方は大丈夫だろうと思いますよと、おっしゃいました。
 但し、学校長の署名捺印と、生徒氏名・住所・連絡先・生年月日の記載をした上で、剣道連盟会長宛に
 ・生徒の状態
 ・どのような配慮が必要か
 を書いた公文書を送付して欲しい。確認の為、先にFAXで送付して下されば許可を取りやすいです。と、言われて、即、学校へ頼みに来ました。

 タブレットの許可については渋い校長先生ですが、速攻文書を作成して下さいました。
 FAXで送って、一応連盟の了承を得ました。ただ、当日、問題用紙が他の人とは大幅に違ってしまうので、別室受験になる為、付添いがいるんですが、父兄はダメです。と、言われ、ちょっと困ってしまいました。
 審査当日は明日香村の駅伝大会で、小中学生が参加する為、両校の校長を兼任してらっしゃる校長先生は、そちらに行かないといけないはずなのです。
 U中の先生に頼んでみようか?いや、数日後の参観の時に校長先生と相談しようか?と言う所で、私がダウン。参観にも行けず、1週間不調が続き、送付が遅れてしまいました。
 
 連盟から電話があって、校長先生は付き添って下さる事になりましたよ。と、連絡があり、小学校の広報委員の用事の折にお礼を言いに行きました。
 今回の審査では、校長先生に学校行事を早退させる事になり、本当に申し訳なかったし、また、有り難かったです。
 
 当日、U中の先輩や友人達が実技や形の審査を受けている間、四男は私作成の模試をやっておりました。
 さて、いよいよ学科審査ですが、どうも、連盟の役員間の連絡が行ってなかったらしく、四男は他の人と一緒に並ばされておりました。
 校長先生がダッシュして、役員に何か言い、役員が慌てて四男を別室に連れていきました。
 ‥‥他の受審者達が「え?何であの子いきなり退出させられたの???」と、ばかりに顔を見合わせているので、あれはちょっとなぁ‥‥と思いました。
 一緒に見ていたU中OBでS道場出身のS君が
「あれは段取り悪すぎですよ〜〜」
 と、私に変わって憤慨してくれました。
 
 審査が終わって、しばらくして、場内にアナウンスが入りました。
「本日の学科試験、初段は全員合格です。登録用紙を受け取りに来て下さい。」
 もう、本当に嬉しかったです。
 
 四男は初段を取れるよう8月の審査時には、必死に稽古していたし、形も間違いなく憶えていました。今回の審査では、学校のテスト勉強より必死に学科の勉強をしました。
 私も本人が少しでもスムーズに憶えられるよう協力したし、ハンディがあっても乗り越えられるように出来る手続きはすべてやりました。
 学校の校長先生、稽古先のU中の先生方、道場の先生、お医者さん達、検査員さん達、皆が心配してくれ、本当に協力して下さったし、色々お世話をかけました。
「人事を尽くして天命を待つ」というのは、本当にこういう事なんだなぁと思いました。
 
 本人にも、皆と同じやり方でなくても、やり方を変えれば出来る事があると思う処はあったと思います。
 これを励みに、学校の勉強の方もあきらめずに頑張って欲しいと思います。

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  • 2019.08.09 Friday
  • 23:46
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    コメント
    こんばんは(^^)

    お母さん、本当に色々お疲れ様でした!!

    剣道の段位を取るって大変なんですねぇ!!
    一年以内に受け続けることもできないようになっている、というのもビックリしました。
    まあ、精神性を重んじるからかもしれませんが、子供たちは心身ともに進歩も早いと思うのに、なぁ、と思ってしまいました。

    大規模病院と個人クリニックとの連携はすばらいですね(^^)
    私の旧地元は、小都市だったせいで市立病院と個人クリニックのネットワークが密でよかったのですが、現在在住の中都市になると、医学部の系列とか、色々あるらしくて…難しそうです。(母の場合など、で)

    教師の見識、人間的な面やプロとしての能力レベルには、教師の内部からも色々批判が出て来ることが多いようです。
    もう、本当に当たり外れだと諦めるしかないんですかねぇ…。

    「お母さんだから…」という歌詞の歌が炎上してますが、炎上に納得しつつも、お母さんが頑張らなきゃ誰が頑張ってくれるのよ!と怒鳴りたくなる気分もあります(^_^;

    ま、それでも子供は育っていく!
    ぐんままさんも、あんなこともあった〜♪とお友達と苦労話に花を咲かせる時も来ます…って、言われると、母親現役時代は腹が立ったんですけどねm( )m

    • 怪傑おばさん頭巾
    • 2018/02/15 12:22 AM
    ★怪傑おばさん頭巾さん
    >剣道の段位を取るって
     受審制限が長いのにはびっくりですよね。
     弓道は何段でも半年が制限期間だったので、早い人は3年位で五段まで取ってました。
     なので、40代で剣道7段の方なぞは後光が刺して見えますねW
     段位を取れるのは13歳以上です。なので、中学生は二段までですね。

    >大規模病院と個人クリニックとの連携
     奈良医大は数年前の妊婦受け入れ拒否(って、どこの病院にもかかってなかったそうですが)で色々言われたので、現在は外来の受診基準も厳し目になっていて、紹介状がなければ初診料をどばっと負担しなくてはいけないのです。
     個人クリニックさんは紹介状はなしでも、学校から受診依頼を持って行くと、紹介状と同じ扱いにしてくれました。
     今回は主治医同士が知己だったのでスムーズに行ったようです。

    >教師の当たり外れ
     まぁ、校長先生は色々動いて下さるんですが、新しい事を取り入れて欲しいと言う意見に対しては渋めです。部活動に関しては正規の部活動ではない倅達の剣道の試合に付き添って下さったり、スゴく良くして下さってます。
     私なんぞはかなり無理を通してもらっている方です。
     でも、新規の部活動はダメなんですよねぇ。
     校長先生というより、村の方針ですかねぇ。

    >「お母さんだから…」
    「あたしおかあさんだけど たまに食事作るの嫌になる
    あたしおかあさんだけど たまに自分を優先したい
    あたしおかあさんだけど 子供とゲームしても本気出す!
    でも最近、あいつらの方が上手いの」
     と、つぶやいたら、えらく共感されてしまいました。歌舞伎を見に行く時は、本当に自分優先してます。これは譲れません。
     けど、剣道の試合とか学校行事は、さすがに子供を優先しますねぇ。
     食事は‥‥‥‥嫌でも作らなければいけないので、手を抜きまくりです。

     長男の時の剣道ママが
    「あの時は試合の付添い面倒やわぁ、しんどいわぁって思ってたけど、卒業したらもう行かれへんねんよ。それはそれで寂しくなったよ」
     と言ってはったので、今年限りの面倒臭いのを楽しもうと思っています。
    • ぐんまま
    • 2018/02/15 8:13 AM
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