国宝三井寺展

  • 2008.11.29 Saturday
  • 22:58
JUGEMテーマ:趣味

 今日はpupuさんと大阪市立美術館で開催中の「国宝三井寺展」に行ってきました。

 公式サイト

 で、展覧会の目玉は、普段は目に触れる事が出来ない秘仏の開扉で、特に黄不動は本当に滅多に見られないもので、ワクワクしておりました。

 さて、前回モディリアニを見に行った時は、結構殺気立った客層だったんですが、今回はご年配の方が多く、非常に穏やかな展覧会でした。
 何人かの方は、合掌しながら拝んだ姿勢で見てはりましたし、真言唱えてる方とか、お経を唱えてる方とかもおりました。

 さて、今回は智証大師円珍の行跡中心に構成されています。
 絵画や彫刻はともかく、記録の類いは資料を調べる訳ではないので、さらっと流しましたが‥‥大師の家系図の景行天皇(ヤマトタケルのパパ)からスタートというのは、色々とすげえ。
 まぁ、前半はつっこみどころも少ないです。

 で、やっぱり目玉の秘仏コーナー!!
 で、彫刻の智証大師の像を見、黄不動の像を見、超目玉の黄不動(絵画)はどこかと振り返れば、‥‥あった〜〜!
 ‥‥って、誰も見てないし

「‥‥これやよな?」
「これやよね?」

 何故、何故、何故、超目玉の黄不動を皆さん、スルーするんだ?!
 おかげで、pupuさんと私は、かなりの長時間、何回も、絵画にかぶり付いて眺められました。ラッキー!

 それにしても、仏教絵画史をやると、必ず出て来る超有名な幻の絵画なんですが、世間的にはそんなにマイナーなもんなんでしょうか?

 で、数多い模本との決定的な違いは描線の太さと色です。
 模本は濃い墨線で、わりに太めの線ではっきりと描いてあるんですが、本物はかなり細い描線で、肉体部分は朱で線を描き起こしてあり、装飾品はやや太めの描線ですが、そんなに濃い墨ではありません。
 色も全体的に淡く、非常にあっさりした絵画です。
 ただ、その細い描線がしっかりしているので、印象として太く黒く感じるのかもしれません。

 で、黄不動グッズを買おうと思っていたのですが、これで商売は出来ないそうで、一切ありませんでした。
 あああ、せめて展覧会のポスターが欲しいよ〜〜!

 あと障壁画の展示の照明を、蛍光灯とロウソクの灯り(っぽいの)とを3分毎に替えて、見る時の印象の違いを比較出来るようにしてあったんですが、金というのは、ロウソクの火で見た方が絵画が映えるんだなぁと、感心しました。

 この後、東京や福岡でも開催されるので、是非見に行って下さい。

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  • 2020.06.30 Tuesday
  • 22:58
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    コメント
    黄不動、公式サイトにも、絵が載ってませんね。東京に来たら見てやろう、と心に誓いました。
    • 飯香幻
    • 2008/11/29 11:15 PM
    更新早いなぁ。今日はお疲れさんどした。
    黄不動、たっぷり見られて良かったよね♪
    • pupu
    • 2008/11/30 12:09 AM
    >仏教絵画史をやると、
    私も、こちらで伺うまで知りませんでした。見逃さないようにします(^_^;
    でも、展覧会そのものに行けるのか・・・不安です。

    >金というのは、ロウソクの火で見た方が絵画が映えるんだなぁと、
    私も、昔の絵画(襖絵など、特に)に金箔や銀箔を多用したのは、室内が暗かった時代に、それ自体、照明の役割を果たしていたんだ!というのを、プライスコレクション(若冲)で教えられました♪
    昔の人って凄いですネェ(^_^;
    • 怪傑おばさん頭巾
    • 2008/11/30 1:12 AM
    私も29日、行ってました。接近遭遇してたかも?
    また詳しくはアップしますが、
    (1) 黄不動。保存状態がいいので、最古のものと思えない。間近で観ると、非常にクリアな描線。何か現代的センスを感じました。
    (2) 黄不動立像。これも保存状態が良く表面の金泥が残ってることもあり、どうしても木像にみえない。連想したのが、悪い意味でなく「マネキン」。右手のとこの金泥が少し擦れて下地が見えてるのが、デパートで日焼けした感じで少し茶色く着色されたマネキンの塗装がちょっと擦れた感じにそっくり。
    (3) 御骨大師 後ろにもまわって観ましたが、後ろ頭のしわがリアル。ちょうどぼんのくぼの少し上に(わざと刻んだのか、木材の自然なものかはわからないが)左右対称にありました。
    (4) 新羅明神 赤い目が印象的。これは横から見るとおもしろい。
    (5) 如意輪観音。これも後ろにまわると、ぽてっとした肩のラインがいい。宝冠(後補でしょうが)が派手すぎて邪魔。
    (6) 障壁画 確かに黄色い照明の方が金色が金色らしく見えました。
    あと、懸仏で騎獅文殊なのですが、獅子座は残っているが文殊は亡失しているのがありました。一応、注意書きにはそう書いてあるのですが、何人か、一生懸命文殊を探している人がいました。「心の汚れた人、宗教心のない人には獅子の上の文殊は見えません」とか書いておけば「いやあ、あの文殊さん、良かったねえ」とか言い出す人がいるかも?と思いました。(←裸の王様か!)
    ★飯香幻さん
    >黄不動、公式サイトにも、絵が載ってませんね。
     そーなんですよ。
     展覧会の告知ポスターのみのなので、帰りの道々、剥がしたい衝動と戦ってました。
     東京開催時は、是非見に行って下さい!!

    ★pupuさん
    >黄不動、たっぷり見られて良かったよね♪
     前回行ったのが、殺気立ったモディリアニ展で、ガイドの説明付きの所だけ鬼のように混んでいたので、今回も覚悟していたんですが、拍子抜けしましたね。

    ★怪傑おばさん頭巾さん
    >仏教絵画史
     まぁ、特殊な学科ですよね。
     黄不動は公開が限られていて、普通の国宝展では見られないので、行けたら見に行って下さいまし。

    >昔の人って凄いですネェ(^_^;
     もう、華やかさが全然違いました!!
     多分、東京展でも同様の展示されると思いますよ。

    ★石野陽虎さん
    >接近遭遇してたかも?
     pupuちゃんと、
    「石野さんは今日釣りだから、偶然会ったりもせんだろうなぁ。」
     と、言ってたんですが、講演は聴かずに展覧していたので、結構ニアミスでしたよ。
     うわぁ、残念!
     現在、変なもんプレゼント中で、ぐんままに会った他府県の方は、せんとくんピンバッチを押しつけられます。
     押しつけられなくて、残念です。

    >黄不動
     保存状態スゴいいいですね。
     赤不動や青不動もみたことあるんですが、やはり黒っぽかったのに、こっちはパーフェクト!
     さすがは秘仏です。

    >黄不動立像
     そう、これも彩色がきれいに残っていて、鎌倉時代のもんに見えませんでした。

    >御骨大師の後ろ頭のしわ
     そうそう。pupuちゃんとチェック済。
     ぼんのくぼの両側のしわっぽいやつですよね?
     これは作ったのか、傷付いたのか、どっちかな?と言ってました。

    >新羅明神
     罰当たりなんですが、見た瞬間、
    「うほっ、変な顔!」
     と、思ってしまいました。
     うちのおチビが見たら、怖がりそう。

    >如意輪観音の宝冠
     長く見ていると、何だか肩が凝ってきて、正視出来ませんでした。

    >懸仏で騎獅文殊
     一瞬、何なのか分からなかったアレですね。

     ところで、「五部心観」の右から3つ目(ぐらい)の絵、何なんでしょうかね?
     どう見ても女性の腰に見えたんですけど、気になります。
     図録と手ぬぐいも買って、確認したんですが、載ってませんでした。

     また、石野さんちの記事を楽しみにしています。
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